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2007年 06月 07日
今日発売の週刊『モーニング』27号に、第31回講談社漫画賞発表・選評・受賞の言葉が載っています(263~267頁)。発売日の関係で、モーニングに一番早く掲載されたのでしょう。 少年漫画部門は、くめたんの絶望先生と、八神ひろき先生の『DEAR BOYS ACT II』のダブル受賞。そして選考では、これに山本航暉先生の『ゴッドハンド輝』が続く展開だったようです。(まさか山本先生が未受賞だとは思いませんでした。) くめたんや、他部門の先生方の生年月日を見てびっくり。皆さんがほぼ同一世代なのです。八神先生が1967年7月、くめたんが1967年9月、少女部門『IS』の六花チヨ先生が1968年8月、児童部門『天使のフライパン』の小川悦司先生が1969年2月生まれ。(ひぐちアサ先生は非公表。) くめたん関連の記載を報告しておきます。 まず、受賞の言葉が266・267頁にあります。長くなりますが、全文引用します。 ===== 今生での受賞は無理だと思っていました。 早くて来世、いや再来世に獲れたらいいなぁと思っていました。 なので本当に驚いています。 担当さんも驚いています。 スタッフも驚いています。 読者も驚いています。 マガジン編集部の人も驚いています。 少年サンデー編集部の人も驚いています。 僕は三生分の運を使い果たしました。 現世はもちろん、来世も再来世もいい事一つ無いでしょう。 それでもいいんです。 金箔をふりかけられたゴミ虫は、決して黄金虫にはなれない事を知っています。 それでもゴミ虫は幸せでした。 一瞬でも輝けたのですから。 本当にありがとうございました。 ===== いつもの名調子です。興味のある方は、改蔵に出てきた「まえもって準備していた受賞の言葉」と比べてみるのも楽しいのでは。自画像も新しいモノが用意されています。言葉に添えられたコマは、第1話の冒頭のあのシーン。見開きの満開の桜の中で絶望先生が首を吊っているシーンです。 ちなみに、選評に添えられたカットは、21・22合併号の、カラーの左隣の頁。雑誌掲載時には切れていたシンコ書店の隣の店の看板に、「SHAFT」と描かれていたのが判明、という楽しみがあります。 次に、選評から、各委員の選考基準・くめたんに関する記述を抜き出してみます。 ○軽部潤子委員 本を全巻読み終えたとき、(これは難しい選考会になるのでは……)と思いました。(中略)特に少年部門は冊数も多く(長く愛され連載している)作品にもパワーがあり、どれを選べばいいのか混乱しました。『さよなら絶望先生』と『DEAR BOYS ACT II』のダブル受賞で溜飲が下がりました。実はできればこの2作品のどちらかが受賞してほしいと心の底で思っていたからです。(後略) くめたんに対する好感度:○ ○しげの秀一委員 (前略)少年部門は最後まで難航でしたが『さよなら絶望先生』と『DEAR BOYS ACT II』のダブル受賞という事に落ち着きました。個人的には『史上最強の弟子ケンイチ』が好きでしたが……。(後略) くめたんに対する好感度:▲ ○寺沢大介委員 (前略)僕が一番重く見るのは発行部数でも掲載雑誌でもなく、細部に至るまで作家の目が行き届き、誠実な仕事がなされている作品であるかどうかです。(中略)『さよなら絶望先生』はとにかく細部まで詰め込まれたギャグが秀逸な大好きな作品です。(後略) くめたんに対する好感度:◎ ○深見じゅん委員 (前略)『さよなら絶望先生』の洒脱で丁寧な絵と諧謔の利いた笑い。『DEAR BOYS ACT II』の面白さ。どちらも決められず、2作ともの受賞となりました。(後略) くめたんに対する好感度:△ ○福本伸行委員 (前略)「少年部門」紛糾した。『さよなら絶望先生』『ゴッドハンド輝』『DEAR BOYS ACT II』この3つで悩んだが、バスケ漫画の草分けで、実績も申し分ない『DEAR BOYS ACT II』、マガジンの新風『さよなら絶望先生』の2作が最終的に受賞。(後略) くめたんに対する好感度:▲~△ ○藤本由香里委員 (前略)少年部門は前作から引き続いての『DEAR BOYS ACT II』の人気と実績に応えたいとする声が強い一方、『さよなら絶望先生』とのセンスと勢いへの評価も高く、作風が全く違うことからダブルの受賞となった。(後略) くめたんに対する好感度:▲~△ ○森川ジョージ委員 (前略)少年・少女部門はもう大変でした。審査員は奇数なのに何度多数決をとっても決まらず、順位をつけなければならない作業の難しさを痛感しました。(中略)近年は画力・構成力の質が高い巧者が目立つ傾向にあります。難航の原因はそこにあると思われ、(中略)。下手でも勢いでKOしてくれる作品の登場を望みます。(後略) くめたんに対する好感度:▲ なかなか微妙な情勢だったようですが、受賞してしまえばOK! 「漫画賞受賞作家」という名誉は永遠です。 最後に、もういちど「おめでとうございます」と心から申し上げたいと思います。 by herolynQ | 2007-06-07 15:00 | 久米田康治先生関連
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